ハニーがやらねば誰がやる

会社をだらだら休んで午前は拙作の通販作業。
折角の通販、本だけ封筒に突っ込んで送るのも芸がないので、
自家妄想版クララ・ゼーゼマン(ポロリあり)を描いて同封したった。
少しでも得した気分になって頂ければこれなにより。
損した気分になられたらば、災難だと思って諦めてもらいたい。



だらりと時間が出来たので、以前よりフエタロ。さんが激烈に押していた
映画「キューティーハニー」を観に行った。
良かった。面白かった。
見事なまでにマンガ。徹底している分気持ち良く観る事が出来た。



女の子の胸の谷間にお尻にパンティレラにパトカー大集結に大銃撃に怒涛の
連続セメント爆破に金田アクションに板野サーカスに眼鏡にミッチーに
京本政樹様に篠井英介さんにシンシア・ラスター(アクション指導)。
観たいものは全部ここに揃ってる。無いのはセックスシーンぐらいだ。




佐藤のハニー、前半ややもすれば素の佐藤の顔が出て、正直佐藤にはあまり
興味がないのでどうでもいい感じなんだけど、「ハニーが入ってる」佐藤の
顔は大変良かった。あと声。「にゃー」言ってたかと思えば、実に素晴らしい
ドスの利いた声も出していた。
あと冒頭からお尻を震わせながら走る佐藤は最高。ハニースーツの胸の谷間も
良い。



そしてさらに良かったのが村上淳市川実日子だ。
村上淳、言うなれば「不死身の村雨」的な所が実にカッコイイ。
ちょっとGRのテイストも本作には混じっているのかもしらんね。
この作品の男たち、屑なキャラクターも存在はするけど、忠義に生きる男たちの
姿がとにかく光ってた。
武装を解かれた女警部市川に、拳銃を差し出す部下、シスタージルに仕える
「素晴らしき」手塚とおる、そこはかとなく泣かせる。
派手な活躍はないものの、そんな男たちがしんみりカッコイイ。



あと、篠井英介さん。この人は最高。もはや三輪明宏の域だ。素晴らしい。



とにかくいろんなモノが完膚なきまでに木っ端微塵に吹っ飛び、胸の谷間は
画面を埋め、ミッチ―は歌い、組紐屋は巨大化し、見所満載。



不満があるとすれば2点。
1点目はカラオケシーン。眼鏡市川は杉良太郎の「君は人のために死ねるか」を
歌うべきだった。


2点目は格闘アクション。本当に武術指導が必要だったのかと思えるくらいに
ライブの人体アクションは精彩に欠けていた。もしかしたら監督はこの辺は
特に重要視していなかったのかもしらん。
武術指導はシンシア・ラスター。元祖ファラキャット女優だ。




なにはともあれ観て損は無し、得した気分になれますぜ。
爆破が3度のメシよりも好きな向きの方は、なにをさておいても劇場へ。





なんか、「キャシャ―ン」の上映がいつのまにか終わってた。
騒いだわりには観ず終い。新造細胞。