「オンバック」〜究極の殺人格闘死亡遊戯〜

夏休みだ。うひょー。



やっと観に行ったった。「マッハ!!!!!!!!!!」。
ジャッキー・チェンリスペクトの超絶街頭アクションの嵐!!!!!!!
次から次へと敷設されていくデスウィッシュスタント!!!!!!!!!
そして・・・、
シャム王国が産んだ究極の軍隊格闘技「ムエタイ」の殺戮絶技!!!!!
純粋培養されたムエタイの殲滅遺伝子が、立ち塞がる敵にこれでもかと
危険な手足を縦横無尽に伸ばす。それはまさしく凶器。
坂口拓がこの映画を観た日には、確実に悪影響を受けまくる事必至。
「VERSUS」スタントチームは、死を覚悟しなければならない。
恐らく坂口拓が求めているのはこれだ。



とにかく打撃がハード。映画用とはいえ、観ているだけで痛い。
全編、骨が唸りをあげて軋む。人間に厳しい映画、「マッハ!!!!!!!」。
マッハの勢いで人体が破壊されまくる壮絶な格闘地獄。



リカルド・マルチネスがエイジ・ダテの拳を肘でグッバイしたように、
肘は人体で最も鋭利で硬く、危険な殺傷部位であるが、それを情け無用で
敵に叩き込む。それも頭蓋に徹底的に。映画でなければ死んでいる。



ちなみに「PRIDE」をはじめ多くの総合格闘技大会では肘による攻撃を禁止している。



劇中、明らかにブルース・リーの「燃えよドラゴン」を意識したシーンがある。
主人公は武器を持った敵に対し、様々なスタイルの武具を使用したアクションをみせる。
そして師父に対するリスペクトの現れか、最終的には安易にヌンチャクを手にする事は
なかった。ストイックな尊敬が、ヌンチャクという解りやすい師父の模倣を避けたのだろうか。





映画としての編集術や効果、演出も実にスタイリッシュにまとめられていたので、
思っていたよりも泥臭く感じなかった。
輪タクシーによるカーチェイスも見事で、非常にアクションコーディネイトのセンスが高い。
アクションの合間に挿入されるコント的な間も、古典的とはいえとても巧い。
包丁を持って集団の敵に立ち向かう左とん平似のおっさん。たじろぐチンピラ。
と、そこに「包丁〜。包丁いらんかね〜」と通りかかる包丁売り。
シーン転じて各々包丁を入手したチンピラたちがおっさんを追いまわす。完璧なドリフスタイルだ。




そして怒涛のエンドロール。この映画は本当にジャッキー・チェンを愛している。



とにかく観終わった後、2割増し自分が強くなった気になる映画だった。
映画館を出た後の喧嘩に注意。実際に強くなってるわけではないのよ。





予告編で「バイオハザード2」。
ミラ・ヨヴォヴィッチが、まるで眼帯をしてないスネーク・プリスケン状態。アウトローだ。
そして登場!!!ジル・ヴァレンタイン姐さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
究極の女がふたり、都市を埋め尽くすゾンビを相手にドーン・オブ・ザ・デッド!!!!!
ゾンビの夏はこれからだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すべてのゾンビをもう一度ぶっ殺せ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!






明日は有明見物にでも行こうかしら。そうしましょう。