「ゴッゴル学園48時間」

あちらこちらの日記を見てるとおもしろそうな遊びが流行ってるみたい。
オイラも「ゴッゴル」で小説書いてみよう。


官能連載小説「ゴッゴル学園48時間」
第1話:「史子・ゴッゴル・伊藤三世、たまごご飯を食べる」


早朝。昇る朝日を浴びつつ「威風堂々」をBGMに聳える、高田総統並みの高貴さを誇る白亜の校舎、
ゴッゴル学園。


その校舎の片隅。理事長室。校舎の輝く威容とは裏腹にまだ暗く静寂が支配する空間。
閉めきられたカーテンには朝日の洩れ込む隙間もない。
暗い室内。壁という壁には膨大な書籍を収めた無数の本棚。床からも本を積み上げた山がこれまた
無数に生えている。理事長室というよりも書庫といった室内。


本に占拠された部屋の一角に、書机と恐らく一回も上げた事がないであろう万年床。
枕元にはページが開かれた一冊の本、しおり代わりに置かれた眼鏡。
そして布団の中で眠るは、その人こそがゴッゴル学園創始者の孫娘、現理事長の当年28才の
史子・ゴッゴル・伊藤三世であった。
長い金髪、怒ったような形で固定された眉、日本人のようなそうでないような不思議な顔立ち。



そっと史子が眼を開く。薄く開かれた細い碧眼。史子が眼を醒ました。
眠りの余韻のなか、怒ったような眉がふと下がる。
史子は温かい布団のなか、心地良い覚醒の時間を愉しむ。手が自らのショーツの中に忍び込む。
「あ、」淡く洩れる声。鈍く起ききれてない肉体に、鋭利な快感が走る。
鋭利ながらも、快感は眠りの残滓によって、それは次第に柔らかく緩和されて甘くソフトに史子を包む。
史子は朝、寝起きでするオナニーが好きだった。




性器に挿し入れられる指。ゆっくり中でかき回し、上下させる。
クリトリスを指先で突付き、そっと抓み、転がす。


布団の中で、猫のように身体を丸め、快感を貪る史子。
空いた手は寝巻きの下で大きく隆起している胸を弄り、揉みしだく。
ひとさし指と親指が勃起した乳首を軽く捻り上げる。


朝の気だるさの中で、史子は自らを犯す事に夢中になった。




自らを慰める指の動作を史子は一頻り愉しみ、やがて性感の高まりきった肉体は最後の快感を求めた。


深く指を挿入させて自身の良く知る快楽のポイントを一気に責め上げる。




最高潮の奔流が身体を走る。指の動きは速く、止まる事なく史子の性器を犯し、
布団のなかでビクンと震えて、史子は絶頂に達した。



多少荒げた吐息をはきながら、史子はそっと性器から指を引き抜く。指に粘液が纏わり付き、
濡れた秘唇との間に数条の糸を曳いた。
起きあがる史子。愛液で濡れた指で枕元の眼鏡を取る。寝ぼけた目元をその濡れた指で擦り、
顔を汚したところでようやく指に纏わりついた自らの快楽の置き土産に気付き、不精にも寝巻きの一端で
拭った。


史子起床。
重いカーテンを引き開ける。差し込む朝日のなか、史子はたったいま愛液まみれにした自身のショーツ
脱いだ。



寝巻きのまま、理事長室を出る史子。
渡り廊下を進み、教職員寄宿寮棟に入る。
手にしたショーツをランドリー室の「理事長」と書かれた洗濯物籠に入れると、そのまま食堂に入った。
誰もいない食堂に史子がひとり。
史子は厨房から「理事長専用」と書かれた炊飯器を持ち出し、テーブルの上に置く。
冷蔵庫から「理事長」と書かれたパックから生卵、調味料棚から「理事長」と書かれた醤油を取り出す。
片手にはやはり「理事長」専用の箸。


そして「理事長」茶碗が卓につく。炊飯器を開放する史子。蒸れた蒸気が溢れ出る。


茶碗に盛られる白米。炊き立てご飯に史子はぐりぐりと箸でクレーターを造る。
生卵を茶碗の縁に叩きつけ、割る。卵白が少々史子の指に纏わりついた。史子は不器用だ。
乾いた愛液と卵白にまみれた指を何気なく舐める史子。


卵とご飯が混合された上に、醤油を大量に流し込む。
これを観た多くの人は大概、史子は高血圧かなんかで死ぬだろうと思うそうだ。


もはや卵ごはんなのか醤油ごはんなのか解らない代物が出来あがり、
金髪碧眼眼鏡の早朝オナニー女、史子・ゴッゴル・伊藤三世の一日が始まる。



「いただきます!!!!!!!」




第1話完。つづく。