『AKIRA』

ZEKEも合流し『マッスル11』観戦。


鶴見亜門、『マッスル』に欠けているものが『プロレス』であるという事に気付く。
そして何故か今頃WWEに感化され、他団体に先駆けWWEのスキルを導入するという。

『1年分のストーリーを再現するのは長くて面倒。大一番前に流されるダイジェスト映像で充分』と 
絵コンテを渡され、1年分のベルト争奪抗争ストーリーを5分のダイジェストで演じさせられる坂井さん達。

 
WWE風の対戦カード映像や、ストーリー中の金網デスマッチ映像を様々な小細工で再現。
金網デスマッチはカメラの前にちっちゃな金網を据えての収録。
即席で完成した映像は見事なまでにWWEだった。


『IMGP』新設。

WWE風ダイジェスト映像のラストにアクシデントで入られなかった坂井さんにすげ代わり男色ディーノがトリプルスレッド参戦。



 
成り行きで参戦し、今しがた出来あがったばかりのベルトを獲ったディーノ。
まるで1年間のベルト争奪抗争(正味5分)を制したかのように感極まり号泣するディーノ。


このインチキさ加減、もはやWWEを超えた。





鶴見亜門、『時代はドキュメント』と言い出し、身体機能強化薬物使用の効果をプロレスで証明するという
ドキュメント企画『スーパーストロングミー』を始める。



そして効果確認の対戦相手として、なんと野上さんが衝撃参戦。



試合もクライマックス、場内暗転。
亜門、野上さんの生きザマを刻んだ映像がスクリーンに映し出される。
結婚を2日後に控え、護る者が出来た亜門。
怪我に泣いたプロレス人生の中、『演劇』という新しい世界に出会った野上さん。
感動的なシーンが続く中、リング上は時間が止まる。



 
再び時間が動き出した時、リング上は恒例の感動的なスーパースロー状態に。
セコンドのマッスル軍団乱入もレフェリーの松井さんもみんなスロー。当然生で。


試合を制した亜門に、何故か感動して泣いてしまう坂井。
こんなデタラメを感動にまで昇華できる『マッスル』。もはやあらゆる団体を超えた夢の演劇集団。



プロレスは欠けたままだった。