県機SAT

未明
テレビ報道無し。
あちらこちらウロウロ。


県機SAT隊員はボディアーマーを着用
してたものの露出部に被弾し亡くなられている。
方々のブログを眺めると概ね、
マスコミによる警察の配置状況報道が
犯人に射撃機会を与えたとしてこれを糾弾。


状況詳細は解らない。
警戒配置ではなく突入配置に就いていたのか。
掩蔽状況が創り出せないポジションだったのか。
警察官が配置に就いてるであろう方向を
犯人が知り得て銃撃を加え、
それが不運にも致命弾として
若いSAT隊員を襲ったのだろうか。



3:30
日テレ事件報道再開。
SAT隊員は先に銃撃された警察官が
救出される際に被弾しているようだ。
警官救出の動きに犯人は敏感に反応して
銃撃を加えてきている。
マスコミ報道はこの救出行動を犯人に
筒抜けにしてしまったのだろう。


救出班には援護用SMGを構えるバックアップがいたが犯人の銃撃に対し発砲はせず。



4:30
夜が明け始める。


だらだら見聞きする毎に、県警動向の
印象が変わっていく。


射撃犯はどこにいるんだ?
警察は犯人に全く死角の無い状況の中で
防弾措置が不十分な兵隊を運用してるんだろうか?

判らん。


愛知県機SATの銃器事件処理能力が
問われてしまう。


13:30
ぽっくり寝てしもうた。
まだ犯人確保できてない。


残弾多数と嘯いてる様子。
覚醒薬物を使用してれば眠らずに
籠城継続もできるだろうて。
人質のオマケもついている。


単純にこの複合状況を処理する能力がないのか、
殉職者が出てより慎重になったのか、
よほどエントリーの難しい家屋状況なのか。


もうすぐ発生から24時間。


近所のお子さんの目撃談、解りにくいが
おそらくリボルバーではなくオートマチック拳銃、
といったニュアンスだろう。



殉職した巡査部長は突入バックアップ
だったようだ。
救出行動中、狙撃ポイントに就いていての被弾らしい。


糾弾されているマスコミ報道による
活動妨害、ってのはあんまり関係なさそう。
かといって無神経な報道で警察活動が
妨害されて良いという事もないので、
警察はこれを上手くコントロールすべき。




テレビニュース識者コメントにて
『人質がいるので警察は銃器使用が出来ない』とな。
意味が解らん。


エントリーした際、犯人以外の人間が
一人でもいれば照準ができなくなるのだろうか?


どんな訓練をしているのだろう。
これでは少数の犯行グループと多数の人質で
構成されるハイジャック事件になんか
対応できるわけなかろうて。


強襲チームが適正な暴力を迅速に的に
発揮出来ないのは指揮の問題か?
警察トップはSATの突入能力を信用
していないのだろうか。
また上層部に信頼されない実働部隊とは
如何なものか。



犯人射殺を前提としないのなら、この作戦に
SATはいらん。



14:50
SAT、拳銃ホールドで突入配置。
人質解放。自力脱出とも伝えられる。
人質への銃撃を警戒する警察官、
ショルダーホルスタに突っ込んだ拳銃に
ランヤード。


チャンネルを変えると、この警官が
拳銃を収納する映像。
ランヤードはホルスタから伸びている。
拳銃はシグザウエルP230、
噂の32ACP使用口径モデルのように見える。



19:00
いまだ状況中。
人質なし。
突入をホールドしている意図が解らん。
警察はどうしたいのだろう。


20:30
犯人投降により状況終了。
愛知県警は県機SATを使う事は無かった。


死亡一名。29時間を要した。
愛知県警の指揮中枢はその能力が問われる。