『戦争のリアル』

先のパックスヤポニカで買い上げた押井監督×岡部いさく先生の対談集
『戦争のリアル』をだらだら楽しく眺める。
読み進んでて一箇所、押井監督の誤認に気が付く。
132ページ目、ニコラス・ケイジの映画『アパッチ』に関する記述にて
『AH64のスタブからTOWを取り外して肩撃ちするなんて無理だろう』
とあるが、ショーン・ヤングがスタブから取り外したのは携行対空ミサイル
スティンガーであり当然TOWではなく、さらに狙ったのは敵航空機であった点でTOWを射撃する意味がこのシーンに存在しない。
大昔に一回観ただけの映画だからオイラの記憶に誤認があるやもしれんが。
そもそもAH64、ヘルファイヤ以前にTOWを装備していたのかいね。オイラ知らん。


そんなAH64もボーイングの生産中止によって自衛隊の調達は不首尾に終わる。



追記補足:
ZEKEの指摘では、AH64のスタブウイングに搭載されている
スティンガーミサイルは携行地対空火器としての射撃は不可らしい。
空対空・操縦席〜翼端のリモート射撃で使われるものだからだろうか。
そもそもそういった運用が想定に無いのだろう。


映画『アパッチ』は教習資料として米軍のAH64運用部隊で視聴されているという
宣伝文句があったように思うがこれも眉唾か。



オイラのような素人は軍事というものに関して誤った知識による誤認識や錯誤を多く抱えている。
さらにはファンタジーも加わり妄想をもって語る事もあり、
軍隊でごはんを食べているZEKEの話はおおいに参考とさせてもらっている。
おそらくZEKEにとって素人の錯誤の上の寝言というのは
相当に神経に障るものだと思うし、それ故彼が押井守という演出家を
嫌うのも理解できる。



追記補足::
撃てない事もないらしい。
が、やっぱりそういう運用は想定していないんだろう。