射出座席

未明
ラクガキもせずだらりとディスカバリチャンネルの
射出座席開発史のDVDをば掘り起こして眺める。


イントルーダ爆撃手の射出座席事故の映像はいつ見てもショッキング。
暴発射出した挙げ句キャノピーに爆撃手が引っかかり、
上半身を機外に露出したまま航空母艦に着艦する。
着艦記録のVTRカメラが迫り来るイントルーダの姿を克明に捉え、
その機体上に飛び出す爆撃手の姿もまた鮮明に記録されている。
着艦後、甲板上のイントルーダの背後に救難用UH60が劇的に飛来。


ロシア空軍のパイロットがフランカーからベイルアウトして地上に降り立つ映像。
パイロットがフライトスーツのポケットをまさぐるトコロで
カットされているが、この後には何くわぬ顔で煙草を取り出し
吸い始めるといったシーンが続いていたように記憶している。


紛争下のボスニア上空、セルビア人のAAMにより撃墜されたパイロット証言。
厳寒の中敵に追い回され無線交信可能域到達に二晩費やし、
交戦地域からバッシャー52生存を発信。
合衆国海兵隊による救出作戦にてパイロットは生還。
ドキュメント・エネミーライン。


『エネミーライン』公開時に制作されたパンフレットには
樋口真嗣監督によるベイルアウトシークエンスが解説されていた。
状況不詳で解説を割愛している箇所があるが、
射出座席にパイロットの脚を引き寄せるワイヤ作動シーンだったと記憶している。





こんなもん観てる場合じゃない。