絶対突っ込んではいけないプロレス


後楽園ホールにてDDT見物。

HARASHIMAとオメガ。カナダへ帰るオメガの送別試合。


小劇団マッスル。
大鷲をベビー転向させるべく陰謀張り巡らせる坂井たち。
マッスル軍団が仕掛ける小ネタの数々に、極悪ヒールの大鷲さんが
たまらず突っ込んでしまうとベビーへと強制転向させられるデスマッチ。

男色ディーノ2号・3号。
ダウンタウンの罰ゲーム的なネタ。この二人、特にプロレスはしない。出てきただけ。まさしくネタ。

諸橋。ボディビル選手権関東7位のパフォーマンスを見せる。ただそれだけ。

その他煽りVTRにF1グランプリの煽りVTRをそのまま流用したり
大鷲の恥ずかしい写真で構成された入場VTRを垂れ流したりと悪逆非道の限りを
尽くす坂井たち。大鷲さんの精神は崩壊寸前。
ディーノは奪った凶器で大鷲を絞首刑。混乱と殺戮の小劇場と化すリング。

最後のネタ、大鷲の母による説得。
あさま山荘事件から世紀を跨いで使われる肉親による血の説得。


はたしてこんなプロレスがあるものだろうか。
なんとなれば誰ひとりプロレスをしていない。まさに演劇集団マッスル。


試合後。


マイケル乱入の小芝居の後、諸橋のボディビルの師匠を迎えてみんなでポ−ジング。
切れる肉体、躍動する筋肉に歓声が上がる。
ボディビルとは肉体を創りあげる『闘争』。苛烈なエクストリームスポーツである。



三四郎・MIKAMIのエクストリーム級選手権。
舞い飛ぶ椅子、砕ける机。そして人体は宙を舞う。



KOD大空中戦。

飯伏・ディックのエアコンバット。ディックが挑戦者飯伏を撃墜し防衛。
ディック東郷の絶対防空圏、これまさしく円卓。
ディック東郷、DDTを『ドラマティックディック東郷』へ改称せよと迫る。

高木三四郎、エクストリームを加えてのダブルタイトルマッチで要撃にあがる。
はたしてDDTの明日はいずこ。