殺戮の世界標準:アブトマット・カラシニコフ

フエタロさんの日記を読んで西川魯介先生の新刊「野蛮の園2」を
買いに深夜本屋に急行。売ってなかった。蔦屋は駄目だ。おまけに夏休みの深夜はどこも馬鹿で満載だ。
カラシニコフが我が手にあれば、と思ったり思わなかったり。



手ぶらで帰るのもなんだったので、いつかカラシニコフで皆殺しにしてやりたい未成年者で溢れかえる
店内をぶらぶら。
深夜の蔦屋で購入した本。
松本仁一カラシニコフ」。某左翼傾向全国紙に掲載されていた記事の書籍化。
ミハイル・カラシニコフインタヴューなどの読むべきページは1/3くらいか。
あとはどうでもいい国々のどうでもいい戦争の話。人間性を剥き出しにして内戦に明け暮れる
皆さんの不幸な境遇や未来などに微塵の関心も持てないのが正直なところ。
愛で地球は救えないし、彼らは愛など望んでいないし、人命は地球より遥かに軽い。
戦火の只中に生きる子供たちは不幸だが、他人の国の子供の心配よりこの国の子供たちの心配を
した方がいい。いつの頃からかこの国の大人は子供たちを恐れ、子殺しを妄想し始めている。
深夜徘徊の未成年者たちを旧ソ連自動小銃で殲滅、と考えているオイラなんかはすでに末期的だと
いっていいかもしらん。



弾丸は瞬時に明快な回答を提示してくれる。でも教育は極限なまでに遅効的。しかも確実な効果は期待
できない。教育の手法の問題か、教育者そのものの問題か。



身勝手な馬鹿はどこの世界にでもいるもの。問題はそれが無法な「力」を持って、それを不用意に
使う事。気まぐれに暴発する暴力に、教育と法は即応的な意味を持たない。



幸い我が国では無法な未成年者がカラシニコフ武装する事はできない。でも外の世界ではそれができる。
そして手前勝手でいい加減な戦争をしている皆さんにも、それに巻き込まれて銃を持たされている子供
たちでも快適に扱えるのがアブトマット・カラシニコフ




誰にでも安定した殺傷能力を提供できる事。それがカラシニコフの素晴らしい点であり最大の不幸でも
ある。



掟ポルシェ「男道コーチ屋稼業」。我らがロマンポルシェ。の掟さんの本。
ソマリアブラックホークがRPGで叩き落とされている世界がある一方で、海岸で武田久美子ばりの
貝殻ビキニ姿で佇む男のいる世界がある。これが世界の現実。
カラシニコフで殺戮に明け暮れる少年兵。かたやJRの改札を全裸でブッちぎる男。
世の中こんなものだ。






生まれてくる世界を誰もが選ぶ事は出来ない。




カラシニコフがある世界と、掟ポルシェがいる世界。


オイラは「モーニング娘。保田圭に会える〜!!!!」と絶叫しながらパンクラスのKEI山宮と
ご対面してしまう(ケイはケイでもKEI山宮。誰がこんなネタで喜ぶんだろう?)掟ポルシェさん
のいる世界に生まれる事ができて心底良かったと思う。



掟さん、さらに前田日明率いるリングスの道場にも乱入。金原にしごかれる。壮絶な格闘オタクだ。


男道コーチ屋稼業

男道コーチ屋稼業