前田日明と高木三四郎

毎日毎日暑いんじゃー。ぼけー。

古本屋で買った7年前のプロレス評論本をだらだら眺める。
巻頭特集はUWF、表紙は前田日明


前田日明は、UWFをビジネスとして確立し、選手達を食わせていくために、
それまでブラックボックス状態だった業界の不透明な金の流れ方、経営スタイルに
「完全合議制」という明確な法律を投入しようとした。



本の後半はDDTの旗揚げリポート。
高木三四郎は、PWC分離団体屋台村プロレスにてそのずさんな世界に触れ、屋台村で初めて契約書
作成を要求した。業界の金の流れ方に不信と不快感を持っていた。



本当のところなんて素人のオイラに解るはずもないけど、プロレスの、よく解らない裏側の
世界の泥濘をクリアーにしようとした二人の姿が見えた気がした。
プロレスを健全な世界に引き揚げ、選手が生活していけるだけの充実した場所にするべく
腐心した前田さん、高木さんはとても潔白で純粋な大人だと思う。