ドーン・オブ・ザ・デッド⇒エスケープ・フロム・ラクーン

バイオハザード2:アポカリプス」鑑賞。
凄い。まるでオイラがたまに描く暴力同人誌みたいな解り易いんだか
解り難いんだかよく解らん内容。


オイラが発作的にポロリと描くトコロの暴力ドンパチ漫画といえば、大概が
煽るだけ煽って意味深に中途半端なところでブツっと切ってしまうもの。



バイオハザード2」はまさしくそのまんまの同人誌みたいな映画。
自己中心的にとりあえず観たい画だけを撮りまくって、テンポもろくすっぽ考えずに
数珠繋ぎに編集した感じの、なんとまあ、雑な感じのポストプロダクション。
シナリオ的にも映像的にも綺麗にまとめはしなかったけど、なんというか「勢い余って」
みたいなテンションに振りまわされての荒さとでも言おうか。
それが良いのか悪いのか解らんけども、ラストシークエンスはとにかく最高に煽っての
壮絶な尻切れトンボ。作品をまとめる努力を放棄して、残り時間いっぱい使ってさらに肥大化
させようとする思い付き番長ぶりは、ある意味「マトリックス」を超えている。
エンディングに向かって疾走するザマは、まさに思い付きをそのままストレートに
画にした感じの同人誌みたいなノリ。
オイラが脚本書いたら、多分同じモノが出来上がってたと思う。
それほどに強烈な親近感を覚えた作品。
こんな映画が大好きだ。



ラスト前5分ぐらいは次回予告編といった風情も。
あそこまで煽っておいて、「3」がなけりゃ嘘みたいな話。
確信犯的に「煽り逃げ」をしたのならば、この映画は本物。
多分興業成績次第での続編制作か。



こんなびっくりどっきり映画だけど、あえて難点を挙げるとすれば、アクションシーンでのカメラワーク
が荒過ぎる事と、ミシェル・ロドリゲスちゃんが出てない事。それだけだ。



バイオハザード」信者のアイドル、ジル・バレンタイン姐さんは
ゴイスなバイオレント女処刑コップ。「3」のコスチュームで魅せる、素晴らしい上半身の
肉感美。巨乳というほどじゃないけど、あの肩と胸元の露出はかなりいい。


我らがミラ・ヨヴォヴィッチは、もはや女スネーク・プリスケン。
ヴィッチといえば、本編中にはポロリしまくったビッチ・ゾンビも出てくるよ。
ヨヴォヴィッチもポロリするよ。



ネメシスは男気ゾンビ。泣けた。



独立愚連隊のSTARSは、やさぐれたアウトロー風味が利いた素敵逸れ武装集団。



とにかく何も考えずにゾンビと鉛弾が飛び交う映画だけ観てりゃ幸せな人にだけお勧め。
ハッタリだけでここまで惹きつけてくれれば、もうこれは文句の言い様が無い。