ゴッゴル学園48時間

第4話:「ヨンエ・更科・デーウーと眞理亜・ドラグノフ


ゴッゴル学園総合グラウンドの一角。
美しい木々を背景にしたテニスコートで、激しいラリーを繰り広げる二人の生徒。

二人、テニス部キャプテン、ヨンエ・更科・デーウーと副キャプテン、眞理亜・ドラグノフは無心に
ボールを追い、打ち続けていた。
二人の他に人影は見当たらない。夕闇迫る放課後のテニスコート
完全に人払いが出来ているのか、皆気を使って外しているのか。ギャラリーの類も黄色い声援もない、
二人だけの世界。



ボールの鋭く弾む音が、木々に呑み込まれる。
木漏れ日も鈍く力を失いつつあるグラウンド裏の林。次第に秋の夕暮れの闇に沈み込んでいく。


林の中を一陣の風が吹き抜ける。落ち葉が軋む音。



木々の間から二人の姿を追う視線。誰もいないはずの二人の世界に干渉する熱い眼差し。
いつのまにか、史子は林の中の暗がりにその身を置いていた。


好奇心を満載にした嬉しそうな眼をテニスコートに向け、静かに二人の激しい動きを注視していた。


史子・ゴッゴル・伊藤三世がみてる。



木影に身を潜め、樹皮に手をついて史子はやや前屈み状の体勢で、腰をわずかに上げていた。
乙女の躍動する肉体に、またしても劣情を催しつつあったのだ。


テニスコート裏の林は、史子の道無き秘密の散策ルートであった。
史子は躍動するテニスウェア、風を孕んで舞い上がるスコート姿の生徒たちを眺めるのが大好きだった。



史子の視線の先。
キャプテン、ヨンエ・更科・デーウー。
長い黒髪を後ろで束ねた、身長180cmの精悍な表情の美少女。
威圧するかのように眼を細める。細めてなお凛とした輝きを放つ眼光に、
下級生たちは畏怖と敬愛の念を抱いていた。
テニスに関して天賦の才能を持ち、野生を宿したその美貌は、ニ物を与えられたといってよかった。
ヨンエの指導は厳しかったが、部員たちは美しく気高い彼女を信じ、尊敬し、愛していた。


そして眞理亜・ドラグノフ
眞理亜はヨンエと絶妙な呼吸を見せるダブルスのパートナーでもあった。
流れるような栗色の髪。澄んだ碧眼。元来の白い肌がうっすらとオレンジがかって焼けている。
優しく柔らかな物腰に、やはり下級生たちから慕われていた。
ヨンエのような厳しさは無いが、自身のプレイに対する妥協も無かった。彼女もまた天才であった。



才能溢れる可愛い生徒の姿に見蕩れる史子。
二人は、胸を覆うインナーを身に着けないまま上半身を振わせボールを打ち込んでいた。
上向きの乳房を大きく揺らし、双丘を様々な形に変化させるヨンエ。
眞理亜も大きく丸い胸を激しく揺さぶっていた。
ヨンエのウェアと異なり、眞理亜の胸元は大きく開いていた。薄く焼けた胸のクレバスがくっきりと
露出する。眞理亜の運動の激しさに、いまにも乳房そのものが零れ出そうだった。
二人とも顔を上気させ、それに呼応するかのように、ウェアの無防備な表層に敏感な突起が現れていた。
乳房の隆起から連なる乳頭の稜線。美しくも淫靡なシルエット。



スコートの下、ヨンエは張り詰めたスパッツ、眞理亜はアンダースコートを着けていた。
鍛えられた下半身の肉感。スパッツとアンダースコート越しに丸く官能的に隆起する二人のヒップライン。
太腿、伸びる長い脚。人体の理想を見るようだった。



史子の視界の角度からは、眞理亜のスコートの中が良く見えた。
躍動する下半身。アンダースコートから伸びる脚。純白の生地からはみ出した白いお尻が刺激的だった。
焼けた肌と克明な境界をつくってみせる美白の肌。お尻の肉が強調され、より淫靡だった。



史子は無意識に自分のヒップラインを撫で回していた。大きな肉の隆起に手のひらを這わせる。
自身の柔らかな肉質を、スカート、ストッキング、ショーツ越しに感じる。
肉の柔らかさと衣服の弾力の手応えを愉しむ。お尻の曲線から太腿に手を滑らせ、おもむろにスカートの
中に挿し入れる。直に触れる太腿の肉感。脚の付け根に至った指は、そのままストッキング、ショーツ
包まれた性器の表面を擽り始めた。漆黒の繊維越し、指先に微かな湿りを感じる。


声を殺しつつ、熱い息を吐く。



ふと気が付くと、コートの中の二人はプレイを終了していた。お互いがコート中央に歩み寄る。



『今日はもう終わりかしら?』
史子はもう少し二人の躍動する肉体を見ていたかったので、少々がっかりした。
二人の少女の姿を劣情の糧にオナニーを始めたばかりだったのに。
このまま続けて絶頂まで愉しむか、この場から切り上げるか迷う史子。


その時。

ネットの上を二人、身体を乗り出しその美しい顔をお互い近づけた。
一瞬の躊躇もなく、唇を重ねるヨンエと眞理亜。
舌がそれぞれの口唇を割り開き、相手の口中を犯す。絡みつくピンクの舌。粘膜が止め処も無く溢れ出る。



史子のレンズ越しの碧眼が驚愕の表情を浮かべる。延髄に電流が走り、史子の脳髄を衝撃が駆け抜けた。




つづく。

またあとで続けて書くにょろ。