死者だけが戦争の終わりを見た
朝からテレビ各局の質の悪い報道番組でイラク・ファルージャでの戦闘映像。
「ブラックホークダウン」そのままの光景。1993年から何も変ってないように見える。
ハンドガードやらバイポットやらを付けたM4の射撃映像満載。
白昼、曳光弾混じりの大銃撃戦。
射殺される人間の映像がないので、ただただM4の射撃シーンが続く。
人殺しの道具や、それを模したオモチャを売るには丁度良い宣伝のようにも見える。
東京マルイの新作電動ガン「M4 Sシステム」、ちょっと欲しいかもしらん。
建物屋上からのドラゴン携行ミサイルの射撃が興味深い。
発射されたミサイルがトップアタック誘導され、被射体上空から飛び込んで弾着。
戦闘ヘリがゴイスな対地攻撃。大興奮の合衆国兵士。
サマワで活動中の同胞自衛官たちに災厄が及ばない事だけを想う。
あとはどうでもいい。どうせ他人の戦争だ。
戦場から何千キロも離れたこの国で、テレビを眺めながら戦争を語るつもりなんか微塵もないし、
平和呆けした国のオタクでしかないオイラの言葉が、戦争に対してなんの意味があろうか。
- 作者: マークボウデン,Mark Bowden,Ken Nolan,平林祥
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実は「平和呆け」という言葉も大嫌い。