『ユナイテッド93』

時間になり映画館へ。
本日の出し物は『ユナイテッド93』。
9・11において唯一目標に到達しなかったユナイテッド航空93便、最後のフライトを描いたセミドキュメント。
上映開始早々、ぐらんぐらんに揺れるキャメラワークに酔う。映画を観てて酔うのは『トラフィック』以来。



しかして。
世界貿易センタービルに一機目が突入した瞬間から酔いが醒める。






この映画を評する言葉を失う。そして泣いた。
隣席の客も引き摺られるように泣き始める。


世界中にはもっと残酷な戦争が犇いているというのに、この『9・11』というありふれた『他人の戦争』を目の当たりにして泣いた。
何故だろう。解らない。



10時3分。ユナイテッド93はペンシルヴァニア州シャンクスヴィルに墜落。映画はそこで幕となる。




同機には『久下季哉』さんという日本人青年も搭乗していた事をこの映画で知った。