『淫笑う看護婦』 - 『メイド喫茶サンダードーム３６房』日記

昼。
『むっつり右門』アワー。
嫁獲り騒動と蛇使い。
『コブラ〜、コブラ〜、コ〜ブ〜ラが出てきたよ〜。』

本日はマイアミヴァイスお休み。

右門後。
会社でジャッキーもかくやなデスウィッシュ自転車スタントを披露したのち
鎖骨をへし折った同僚・波乗りジョニ−のお見舞いに。

その前にお見舞いの品を入手すべく横浜のオタク書店へ。
店内、デトロイトメタルシティのデストロイなサウンド。

で、出たぁ・・・。
本日発売のデトロイトメタルシティのミニアルバムを入手。秋葉原まで行かずに済んだ。
以前手に入れたＤＭＣのＣＤよりもデスメタルっぽいＤＥＡＴＨ声で
『ＳＡＴＳＵＧＡＩ』『メス豚交響曲』『グロテスク』『魔王』『悪い恋人』『恨みはらさでおくべきか』を収録。

本題であるお見舞いの品、米倉けんご先生の『淫笑う看護婦』も無事購入。
お見舞いの品、これ以外に考えられん。

オタク書店を出る。
ふとオタク書店目の前のビルの『古書軍学堂』なる看板が眼に入る。いままで気付きもしなかった。
きっと偏屈な店にちまいまいと思いつつも、もしや兵頭ニ十八先生の著作が転がってるやもと寄り道。

店内に客は無し。老紳士の店主が古書の整理を行っていた。
トコロ狭しと陳列されたる軍事書籍。この店には店名通り、軍事書籍しか置いていない。
おまけにミリタリー漫画、俗悪たる萌え加工を施された、軍隊と戦争をオモチャに貶めたる秋葉原系
指南書の類は完全に排斥されていた。

ガチだ。
ガチ過ぎて商売気がまるで感じられず。
多分店主の道楽でやっているのだろう。

しばし店内をうろうろ。
ややあって店主が『探しモノはなにか』と声をかけてきた。
ポロリと『兵頭ニ十八の「武侠都市宣言」「ヤーボー丼」』と答える。

途端に店主の顔が綻んだ。
この老紳士店主、兵頭ニ十八先生のファンだった。
とにかく嬉しそうに店内から兵頭ニ十八書籍を掻き集めだす店主。
あいにく『武侠』と『ヤーボー』は無かった。やはり希少本らしくなかなか入荷出来ないという。

オイラの他に客のいない店内でしばし愉しく雑談したのち、兵頭ニ十八先生の『軍学考』を購入。
面白い店だった。しばらくはここで兵頭ニ十八本の釣り糸を垂らしておこう。

見舞い先の病院への道中、ＤＶＤ『立喰師列伝：コレクターズセット』『サイレン』
そしてスタント馬鹿・坂口拓の『デストランス』とクーデター真っ只中のタイ国が誇るムエタイ王子、
トニー・ジャーの『トム・ヤン・クン』購入。

病院着。
波乗り成龍は思いのほか元気そうで、米倉けんご先生の漫画に出てきそうなエロ看護婦といちゃいちゃしていた。
とりあえず折れてない方の鎖骨をへし折ってやった。

お土産の『淫笑う看護婦』『バイオハザードＤＳ』を渡し、しばしだらりと雑談。
『むっつり右門』の面白さを５時間聴かせたのち帰ったった。