『スカイラーク全部』

未明。
我が家にはマイケル・マンの『ヒート』のDVDが無いという事に気付く。

ヒート<DTS EDITION> [DVD]

ヒート [DVD]



昼。
横浜界隈のソフト屋、中古屋を絨毯爆撃。
見つからん。
DTS盤発売から結構経過している。再販するまで手に入らんかもしらん。


やる方無しに横浜徘徊。


気がつけばこんなモノを買ってる始末。


本当はもっと気軽に遊べそうなヤマハの電子ギターなど買おうかと思っていたが、
お試し機で遊んでてふと『こんなのロックじゃねえ・・・』と思い、
店員さんに『ここで一番安くて厄くてデストロイなギターと、遊ぶのに必要なモン一式持って来い』とお願いする。


店員さんが『どのような音楽がお好きですか』と尋ねるので、『スカイラーク全部』と応える。


これで嗜好が解ったのか、聞いた事も無いメーカーの赤いギターやらアンプやらを揃えてくれた。
『こちら、ジャック・イル・ダークモデルの血染めのギターで御座います』。
血染めという割りには白い部分が目立ったが、『白い部分はご自分の血で染めて頂くための余白です』というのでコレに決めた。



すんごく親切丁寧な店員さんで、楽器なんて触ったことも無いというオイラにいろんな事を教えてくれた。
チューニングやら弦の交換方法、ギターでの人の殴り方、ジュ−ダス・プリーストのロブ・ハルフォード
ハードゲイだ、などなどタメになる知識を一通りご教授。


ただドリルを使ったギタープレイはまだ早いという事で教えてくれなかった。



帰宅後、一緒に買ってきたDVD付きギター教本を眺めながら練習。
DVDに現れた講師はローリー寺西だった。


再生する事20分。いつまでたってもローリー先生はギターを弾き始めない。
パッケージのタイトルを見る。
『エアギター』って書いてある。


デストロォォォォォォォイ。



ローリー先生を解雇し、もう一冊買ったあるDVD教本を再生。
ポロンポロンと先生の真似をしながら練習。
ギターを買う時、『これって馬鹿にでも弾けるようになるですかね?』と間抜けな質問をすると
店員さん、急にアントニオ・バンデラスみたいな顔になり『プラクティス』と言った。
なんでも、練習を重ねて巧く弾けた瞬間の充実感が最高なんだとか。


オイラは今すぐに『哀愁のヨーロッパ』をサンタナもかくやな具合に弾きたいんだが、どうもそうはいかんらしい。