『デイズオブアヴァロン』

夕方
雨上がりの街をうろうろ。


中古本屋ブックオフにて『アヴァロン』限定ボックスDVDと
さよならジュピター』限定ボックスDVDを発見、購入。


『アヴァロン』メイキングはポーランド撮影記を併せて読む事で
より面白く鑑賞できる。
助監督金子功さんは本メイキングのある意味主役。
泣く。ボヤく。テンパる。報われない席を用意されて無理矢理
座らされ続けた助監督が不憫過ぎる。


あんまり贅沢そうには見えぬ監督は撮影初日に贅沢病・痛風に倒れ、
ポーランド人スタッフは言葉も指示を通じず現場は混乱し、
メイキングには撮されなかったけど特技助監の神谷誠氏は
ポーランド人スタッフにブチ切れ現場放棄。


マーフィーはオカシげな芝居を好き勝手にするわ
ビショップは上がり症の小心者、スタンナはギックリ腰。
大波乱の人間模様はムック本ポーランド撮影記の方が詳細かつ面白い。


メイキングには排気口から炎を吐き出し始動するハインドや
街路を走るT72、発砲するシルカ対空戦車などの映像も。


モーゼルミリタリに装填するポーランド銃器スタッフ。
神谷誠氏が『装填前に役者に持たせて芝居をつけないの?』と
押井監督に尋ねると、監督自身が構えて発砲。
たまらず神谷氏『あんたが撃つんかい!!!』。
まさに余録の道楽。


ポーランドの現場で48才の誕生日を迎え、ポーランド人スタッフ
一同に『100才まで生きて』とお祝いの大合唱を受ける押井監督。
監督というポジションに最大限の敬意が払われるポーランド
現場において押井監督は尊敬されるボスとして扱われた。
逆にその他の日本人スタッフは疎外されたストレスとの苦闘を強いられた。



意外とゴースト役のポーランド人美少女の映像が多くて嬉しかった。
素晴らしい美少女な上に着ているものが薄く、ライトが当たると
容易にボディラインや下着が透ける。
神谷氏が口にする『時間軸』という日本語を覚えてしまい、
口癖が『ジカンジク』になってしまったり。


DVDを眺めてると、いつかどこかで観たメイキング映像が
いくつもある事に気が付いたが、それは一体どこで観たんだろう。




ソフト屋で『テキサスチェンソービギニング』『悪魔のいけにえ2』
西新井の『ディパーテッド』に『グアンタナモ・僕たちが見た真実』
DVD購入。