うさっ子ちゃんと3R5D3S政策

ふたけっと用のラクガキをどうしたもんかとぼさーっと思案しつつ
『真・女立喰師列伝』のメイキングなど眺める。


オムニバス6本、限られた条件の中でそれぞれに演出を越えた
執念が炸裂したようなしないような制作現場。


『鼈甲飴の有理』
押井監督が『クレムリン』『道場』と呼ぶスタジオジブリにて
KGB長官鈴木敏夫を撮影。
撮り終わるやそそくさと撤収し始める押井監督。
『宮さん呼びますか?』との声に『呼ばなくていい!!!』と逃げ出す監督。
背中から、宮崎駿の耳に届けとばかりのでかい声で
『何で逃げんですか押井さーん!!!』と追い撃ち。


『バーボンのミキ』
オイラの大好きな男前中年俳優松山鷹志さん登場の本作。
バーテン役のハントさんも『トーキングヘッド』に出演されていたように思う。
水野美紀、延々1911ガンスピンの練習。
本作ではプロップガンを実際に発火作動させ、排莢もしている。
薬莢のアクションも画造りの中で演出されている。
もはや何が立喰師なんやら。


『学食のマブ』
アニメ『攻殻機動隊SAC』監督神山健治による切ない一本。
監督と同時に主演も好演。自らを演出できる才能。とにかく表情が素晴らしい。
トレードマークの長髪もばっさり切っての意気込みよう。


『氷苺の玖実』
とにかくエロい。陰湿なまでにエロい。
男を狂わせる女の魔性。
これまたもはや何が立喰師なんやら。
トウモロコシと素麺が旨そう。


『クレープのマミ』
メイキング6本中、最も監督が暴走している本作。
ご存じ神谷誠が全力疾走で大暴れ。
暴れ過ぎて腕の骨まで折る始末。
撮影素材のコンクリートブロックを砕くのに、何故か素手で割ろうとする監督。
脚で砕こうとした際、足下が悪く派手に転倒、骨折してしまう。
怪我をおしてなお80年代アイドルをとにかくテンション高く演出。
高過ぎる。


『ケンタッキーの日菜子』
佐伯日菜子様がとにかく美しい。本編よりも素の表情の方が
可愛らしくて素敵かもしれん。
あとはボディスーツの背面。密着する肢体。エロ過ぎる。


全編を通して参加のチーフ助監の金子功さんは『アヴァロン』時よりも
老けた分、男前の貫禄が増して見えた。
内トラで見せる顔はまるで谷村新司尾崎紀世彦のような色気を放っている。


打ち上げ、兵藤まこ様の眼鏡姿。萌えお美しい。


神谷誠樋口真嗣、押井監督空手修行の思わぬ効果を延々ネタに。
『朝がビンビン』。