「龍」の咆哮:ゴジラFINAL WARS

観て来たGFW!!!!!!!!!
まさしくこれは「北村龍平」の映画!!!!!!!!!
とにかく凄まじいまでの北村龍平節が全編に轟いている。
危うく「ゴジラ映画」だという事も忘れてしまいかねない内容にビビってたじろいだ。
東宝は監督に何の制約も課さなかったのか、というぐらいに完全な北村メイドの衝撃作で、
想像以上の監督の暴れぶりに驚愕、本当に最高でした。




怪獣たちと人間たちが見せるアルティメットヴァーサス。
怪獣はオール総進撃で壮大な肉弾プロレスを展開。本当にプロレスなんだから驚く。
かたや人間たちも、もはや「VERSUS」「ALIVE」状態で、常識を逸脱した
超人総合挌闘技大会。アルティメットを超えた異次元バーリトゥード
格闘家たちも多く出演していたが、やはりドン・フライの男気アクトは、最高に素晴らしかった。
映画に格闘家が出演なんてのは、ほんのちょっと顔を出してお終いなのが常なのに、ドン・フライ
主役級の役ドコロを実に見事に演じていた。
スパークする喧嘩馬鹿:坂口拓も、遂に本物のアルティメットファイターと激突を果たす。


もう一人、絶賛したいのがパンクラス船木誠勝。船木のラストシーンで見せたあの顔。
あれこそが男が最後に見せる本物の「男の顔」。悲愴の中に溢れる男気。

他にもゲイリー・グッドリッジ、レイ・セフォー角田信朗がちょろりと登場。



主演、松岡昌宏は、正直北村映画にマッチするかどうか不安だったが、北村一輝と織り成す
超絶死闘を見事に演じきり、北村龍平監督の画の中にいて、まったく違和感はなかった。
北村一輝は強烈な個性で映画を引っ張りまくり。一瞬の不意をついて笑いドコロを軽快に
挿入する巧みさ。幼児性と狂気の征服の美学が混在する危うげなキャラクターを痛快に怪演。



とにかく語りつくせない壮絶な北村龍平ワールド。必見!!!!!!!!!!!!!!!!



ところで、榊英雄はなんと空中戦艦で、無口な金髪美女艦長の脇で戦闘を指揮する副艦長役で
登場。しかも戦場はおフランスはパリ。まさしく榊英雄。ジュテーム。


そして衝撃は「北村龍平のHAVE SOME FUN!!!!!!!!!!!!!!!」
榊英雄の」、ではないところが衝撃。そしてあの表情。